この記事は以下の人におすすめです。
・マイクロドローンを購入したいがどれを購入すればよいか分からない
・マイクロドローンにどんな種類があるのか全体像を知りたい
・マイクロドローンにおすすめなFPVゴーグルやプロポを知りたい
ドローンには大きさや性能別に様々な種類のドローンがあります。
その中でも安全、簡単に飛ばせるということで人気なのがマイクロドローンです。
最近はマイクロドローンでのレースなども各地で開催され人気を集めています。
マイクロドローンの定義も色々ですが、一般的には手のひらサイズのトイドローンで重量も200g以下と言ってしまってよいと思います。
今回は、その数ある中から、自分自身が購入し飛ばしレビューしたものや、周りの評価などをもとにおすすめのマイクロドローンやTinywhoop(タイニーフープ)を初心者にも分かりやすく紹介したいと思います。
またマイクロドローンやTinywhoopを飛ばすために必要になってくるFPVゴーグルやプロポ(コントローラーor送信機)、4Kカメラのおすすめなどもご紹介したいと思っています。
目的別おすすめマイクロドローン9選
マイクロドローンの発展スピードたるや目を見張るものがあり、1年経つと技術革新がかなり進み、1年前に買ったものが性能的にもかなり古くなってしまいます。
あまりにも色んな商品が出てくるので、それに伴ってマイクロドローンもたくさんのジャンルというか定義付けもされています。
例えば、Tinywhoop、Cine whoop、Toothpick、Cinepickなどなど、様々なジャンル付けがあります。
また、カメラ無しや、カメラが付いていてゴーグルを使うことでFPVできるもの、更にはカメラで動画撮影できるものなど色々です。
それでは、それぞれのジャンルの中でもおすすめのマイクロドローンを紹介していきたいと思います。
FPV用でないマイクロドローン
Eachine E010
まずカメラが付いてなく、目視で飛ばすだけのマイクロドローンからご紹介しましょう。
いわゆるドローン初心者に、おすすめで、安いといった3拍子そろったものです。
このタイプのものは価格的にも非常に安く、プロポといってドローンを操作するコントローラーが付いているものが多いです。
以下は私が初めて買ったものです。
このEachine E010はすごく安いので、それなりなのかと思っていたのですが、かなり操作もしやすいのでドローンを始める方には最適だと思います。
もちろん手のひらサイズなので家の中でも安心して飛ばせますし、子供も楽しく遊べます。
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Holy Stone HS210
Eachine E010と同様にカメラ無しですが、プロポがセットで、アマゾンなどで買えるタイプですと、このHoly Stone HS210がおすすめです。
以下は、Holy Stone HS210でできることをまとめた動画になります。
Holy Stone HS210Pro
Holy Stone HS210にカメラ機能を持たせたタイプがこのHoly Stone HS210Proです。
どうせなら最初から動画撮影もしたい場合は、Holy Stone HS210Proがおすすめです。
ただこのタイプもカメラが付いているものの、後でご紹介するゴーグルを使ったFPVタイプではありません。
あくまでも目視で飛ばすタイプになります。
なので目視タイプでカメラ付き、初心者向けおすすめトイドローンという位置づけになります。
Holy Stone HS210ProやHoly Stone HS210の詳細レビューは以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
FPV用マイクロドローン(Tiny whoop)
ここからは少し初心者を脱して、FPVゴーグルやプロポは持っている人、もしくは今後FPVを始めたい人向けのおすすめマイクロドローンのご紹介です。
まずご紹介するのはFPVカメラが付いたものです。
Mobula6
最初にご紹介するのはMobula6で、これは非常に軽量で既に海外含めて2020年のベストTiny whoop(マイクロドローン)と言われたりもしています。
私自身もMobula7というMobula6よりもワンサイズ大きい兄弟機を持っているので、その性能の良さは分かっています。
(正確には池ポチャしてしまい今は手元にありませんが。。)
ここで簡単にTiny whoopとは?について説明しておくと、上記のようにプロペラの周りにダクトが付いている手のひらサイズのマイクロドローンのことを言います。(私の理解)
現在は、こういったTiny whoopが一番人気があると思います。
小型で安全ですし、壊れても部品をレース機のように価格が高くありません。
部品をそれぞれ購入し、自分オリジナルのTiny whoopを自作(DIY)して楽しむ人も増えてきています。
EMAX Tinyhawk II RACE
続いてご紹介するのがEMAX Tinyhawk Ⅱ Raceというマイクロドローンです。
これはToothpickというジャンルに位置づけられ、そのジャンルの名の通り「つまようじ」ぐらいフレームが細いです。
このEMAX Tinyhawk Ⅱ Raceの詳細レビューは以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
ここでご紹介したFPV用マイクロドローンは、カメラは付いているものの、そのカメラ自体に録画機能はなく、FPVゴーグルの録画機能を使って動画撮影することができます。
EMAX Tinyhawk Ⅱ RaceのBanggood売り場へ
その他のToothpickおすすめを以下にまとめてみました。
Emax Nanohawk
こちらもEmaxのマイクロドローンで「Nanohawk」です。
今までのTinywhoopと比べてもフレームの形が特徴的で1S 65mmとは思えないパワフルに飛ぶことができます。
1S 65mmサイズでも気持ちよくフリースタイルができるマイクロドローンだと思います。
詳細レビューは以下の記事(動画あり)をご覧いただければと思います。
FPV用かつ動画を撮影できるTiny whoop
Mobula6 HD
Mobula6 HDはMobula6に動画を録画できるカメラ(RumCam Split3-Lite)を搭載したマイクロドローンです。
大人気Mobula6のHDタイプ(録画機能付き)ということでこちらも大人気です。
Mobula6 HDの詳細レビューは以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
Beta65X HD
Mobula6 HDと同サイズの録画タイプのマイクロドローンです。
このBeta65X HDはMobula6 HDに比べ2セル対応なので、よりパワフルで、より長時間の飛行を楽しめます。
以下の記事はBeta65X HDをMobula6 HDと性能比較しながらレビュー(動画あり)してみました。
Beta85X HD
Beta85X HDはMobula6 HDやBeta65X HDよりも一回り大きくなりますが、安定して飛んでくれます。
またTiny whoopの飛行時間は2~3分のものが多いですが、このBeta85X HDは5分ぐらい飛びます。
私自身も長い間、愛用しています。
Beta85X HDの詳細レビューは以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
FPV用かつ動画を4K撮影できるCine whoop
本格的に綺麗な撮影をしたい場合は、このCine whoopというジャンルがおすすめです。
映画のようなCinematicな撮影ができるということでCine whoopという名前が付いているそうです。
4K撮影できる小型カメラをマイクロドローンに搭載していますので非常に綺麗な撮影ができるという分けです。
それではこのCine whoopのおすすめ機種をご紹介します。
CineQueen 4K
CineQueenはGepRCというメーカーから出ているCine whoopです。
このGepRCはTiny whoop、Cine whoopやレース機など様々なジャンルのドローンを出しており、性能も良く、最近勢いがあるメーカーです。
このCineQueen 4Kも海外の有名なドローンYoutuberも2020年のベストCine whoopと絶賛するほどの機体になっています。
CineQueen 4Kを買う時のポイントが一つあります。
それはCineQueen 4Kに搭載されている4KカメラはRuncam Hybrid 4KとCaddx Tarsierの2種類あるのですが、上記の海外Youtuberや周りの評判から、Runcam Hybrid 4Kを載せているほうが、このCineQueenにとっては良いとのことです。
Beta85X 4K
これは先ほどご紹介したBeta85X HDの4Kバージョンです。
私自身、Beta85X HDを改造し、Beta85X 4Kにしたことがあります。
その時は、Beta85X 4Kに搭載されているCaddx Tarsierという4Kカメラとキャノピーを別途購入し、改造してみました。
さすが4Kカメラというだけあってかなり綺麗な動画を撮影することができました。
なぜかFPVゴーグルで見る映像も綺麗になった気がしました。
Beta85X HDからBeta85X 4Kへの改造は以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
4K撮影できるマイクロドローンに絞ったおすすめは以下の記事を力作してみました笑ので参考にして頂ければと思います。
ドローンNo.1メーカーの小型ドローン
200g以下ドローンおすすめの最高峰はDJI Mini2
今までご紹介してきたものからかなり価格アップしますが、200g以下、4K録画可能、高性能、コントローラー(送信機)、バッテリーなどドローンを飛ばすために必要なものが全てそろった200g以下ドローンおすすめの最高峰はDJI Mini2です。
DJI Mini2は単品で購入するか、セットもののフライモアコンボを購入するか選べますが、私のおすすめはフライモアコンボです。
私も迷わず購入しました。
最初からドローンの各種設定などで苦労せず、とにかく高性能なドローンで綺麗な動画を撮りたい!という人は最初からDJI Mini2を購入しても良いと思います。
DJI Mini2の詳しいレビューは以下を参考にしていただければと思います。Mavic Miniと比較をしています。
ドローンプログラミングもできるDJI Tello
DJI製ドローンの中でも最も安いのが、このDJI Telloです。
価格も1万円ちょっと、80gと軽量で動画や写真もとれます。
詳細レビューは以下をご覧ください。
私がTelloをおすすめする1番の理由がTelloとスマホ、無料アプリを使ってTelloをプログラミングで飛ばす事ができるというものです。
ちょうど難易度も小学生向けなので子供にプログラミングを教えてあげるのも良いでしょう。
以下に実際のプログラミング方法や学び方もまとめてあります。
ドローン用おすすめFPVゴーグル
ドローンをやっていると初めは目視でも楽しいのですが、そのうちゴーグルを使ったFPVをやりたくなります。
FPVとは、First Person Viewの略で、日本語にすると「一人称視点」という意味になります。
このFPVはドローンに搭載したカメラから送られてくる映像を自分に装着したゴーグルで見ながらドローンを飛ばすということです。
それはもう、鳥になった気分です。
このFPVに欠かせないのがゴーグルです。
ゴーグルにも色々とあり、どれを買ってよいか迷うと思います。
以下に価格別でおすすめのFPVゴーグルをまとめておきましたので参考にしていただければ幸いです。
最近、ドローンファンの中で話題もちきりなのがDJIデジタルFPVシステムです。
今までの支流はドローンのカメラから送られてくる映像をアナログ方式でゴーグルで見ていました。
しかし、このDJIデジタルFPVシステムは、その名の通りデジタル方式で映像が見れるためアナログ方式より綺麗な映像が見えるメリットがあります。
アナログ方式では、電波の影響で映像にノイズが入ったり、最悪、砂嵐状態になって何も見れなくなるということもあります。
アナログ方式でも、ドローンの4Kカメラなどで撮影した動画を見れば映像が綺麗だったのですが、DJIデジタルFPVシステムは、ゴーグルで見る映像さえも綺麗に見えるので、アナログ方式のようにノイズや砂嵐状態に悩まされることがないというわけです。
しかし、残念なことに日本ではこのDJIデジタルFPVシステムを使うためにはハードルが高いのが現状です。
少なくとも今の電波法では、趣味目的でDJIデジタルFPVシステムを使うことができません。
業務目的であっても、陸上特殊無線技士3級以上の資格が必要なのと各種申請や維持費もかかります。
海外のYoutubeでは、手軽にDJIデジタルFPVシステムを使っておりうらやましい限りです。
早く日本でも趣味目的でDJIデジタルFPVシステムが使える環境整うことを望みます。
ドローンでFPVするために必要な資格
日本においてドローンでゴーグルを使ってFPVするためには、電波法の関係でアマチュア無線4級以上の資格が必要になります。
このアマチュア無線4級は決して難しすぎるわけではないですが、個人的には勉強しないと一発合格は難しいのではと思います。
以下は私のアマチュア無線4級の受験体験記になります。
以下でご紹介する参考書を1か月ぐらいかけて隙間時間で勉強することで合格しました。
勉強のやり方やアマチュア無線4級の合格後にやることなども書いてありますので参考にしていただければ幸いです。
ドローン用おすすめのプロポ
プロポはドローンを操縦する大事なコントローラーです。
これにも色んな種類があり、初心者はどれを買ってよいか迷うと思います。
大きく、国内メーカーと海外メーカーに大別することができ、国内メーカーだと老舗のフタバ一択でしょう。
海外メーカーですと、DSMXやFryskyなどの受信機別に様々なメーカーがあります。
ここでは、国内外メーカーそれぞれのおすすめプロポをご紹介します。
国内メーカー
前述した通り国内メーカーのプロポはフタバ一択でしょう。
フタバの中にも性能別に色んな機種があります。
もちろん値段も安いものから高いものまであります。
以下に初級者から中級者、上級者向けのフタバのおすすめプロポを紹介しておきましたので参考にしていただければ幸いです。
海外メーカー
海外メーカーのプロポはいろいろあるのですが、ここでご紹介してきたマイクロドローン用のプロポですと、マルチプロトコル対応のJumper T8SG V2 Plusがおススメです。
ドローン始めたばかりですと、なぜドローンは受信機がたくさんあるの?と不思議に思うのではないでしょうか?
DSMXやFryskyといった受信機が違うことによって買いたいドローンが買えないなんてことも過去ありました。
ですが、このJumper T8SG V2 Plusはどの受信機であっても使うことができるマルチプロトコル対応のプロポなんです。
私が初めてこのプロポの存在を知ったとき夢のようなプロポだと思ったものです。
Jumper T8SG V2 Plusの詳細については以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
更に小型なJumper T-Liteもおすすめです。
ドローン用おすすめ4Kカメラ
ドローン用おすすめ4Kカメラといえば、Caddx Loris 4K、Caddx Tarsier 4KもしくはRumcam Hybrid だと思います。
現在の4Kマイクロドローンのほとんどにこれら4Kカメラが搭載されているといっても過言ではないでしょう。
Caddx Loris 4K
このCaddx Loris 4Kの最大の特徴は、軽量なところです。
重量なんと10gというすさまじい軽量化がされています。
あとでご紹介するCaddx Tarsier 4Kの重量が18gなので比べるとその軽さが際立っています。
また、カメラ解像度についてもCaddx Tarsier 4Kが4K@30fpsに対し、Caddx Loris 4Kは4K@60fpsとなっており、さすがCaddxから出されている新しい4Kカメラという感じです。
このCaddx Loris 4Kだけを購入し、お好みのドローンに搭載してみるというのも良いでしょう。
このCaddx Loris 4Kが搭載されたマイクロドローンを以下にまとめてみました。
Caddx Tarsier 4K
私の記憶する限り、最初にマイクロドローンに搭載されたのは、このCaddx Tarsier 4Kでした。
そういう意味では業界初マイクロドローン用の4Kカメラだったわけです。
私も今でもBeta85X 4Kで愛用させてもらっています。
Runcam Hybrid 4K
Rumcam Hybrid 4KはCaddx Tarsier 4Kについで業界二番手でマイクロドローンに搭載された4Kカメラです。
私自身、使ったことはないのですが先ほどご紹介した4KマイクロドローンであるCineQueenでは、Caddx Tarsier 4KタイプよりRumcam Hybrid 4Kタイプの方がおススメだという海外Youtuberもいるぐらいなので、その性能は折り紙つきなのでしょう。
私もどこかで使ってみたいと思います。
200g以下のドローンの規制について
日本ではドローンの重量によってドローンの規制が異なります。
基本は重量が200g以下なのかどうかで適用されるドローン規制が変わってきます。
ドローンを飛ばすのはすごく楽しいのですが、規制を破って事故になってしまってはいけません。
規制の詳細については以下の記事も参考にしていただければと思います。
- 200g未満のドローン規制について
- 200g以上のドローン規制について
おすすめマイクロドローンまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はおすすめのマイクロドローンを中心に、それを飛ばす際に必要なプロポ、FPVゴーグル、4Kカメラをのご紹介しました。
改めてマイクロドローンのおすすめをまとめますと以下になります。参考にしていただければ幸いです。
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