アマチュア無線4級試験の勉強と取得方法-いざドローンFPVへ-

アマチュア無線4級の参考書の完マル CineWhoop

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はじめに

私自身がドローンのために受験したアマチュア無線4級について、その難易度、試験準備から試験が終わるまでを体験談としてご紹介したいと思います。

なぜアマチュア無線4級が必要か?

ドローンでFPV(First Person Viewの略)をやりたいけど、何か免許や資格が必要なの?

アマチュア無線4級が必要と聞いたことがあるけど、なぜ必要なの?どんな資格で、試験は難しいの?と、疑問にもたれている方は少なくないのではないでしょうか?

本記事では上記の疑問についてできるだけ詳しく解説していきたいと思います。

ドローンで必要な無線資格の主な種類

日本国内で5GHz帯(5.7GHz〜5.8GHz帯)の無線電波を無資格で使用する事は法律で禁止されています。

ドローンにおいて5.7GHz帯の無線電波は産業用ドローンに、5.8GHz帯の無線電波はドローンのゴーグルを使ったFPVに一般的に使われています。

FPVをもう少し説明するとドローンに搭載されているカメラが映す映像を無線電波を使いゴーグルで受信し、その映像をリアルタイムにゴーグルで観るという事です。

産業用ドローンに使う無線電波である5.7GHz帯の使用には陸上特殊無線技士(3級以上)、FPVに使う5.8GHz帯の無線電波には、アマチュア無線技士(4級以上)が必要になります。

アマチュア無線4級は、国家試験になります。

なぜドローンのFPVにアマチュア無線4級が必要か理解できましたでしょうか?

今回ワタクシ、このアマチュア無線4級を受けまして、その時の試験準備から試験が終わるまでを体験談としてご紹介したいと思います。

因みに筆者はアメリカに在住してまして、今後の日本帰国をにらみ一時帰国のタイミングでこのアマチュア無線4級を受けたというものです。

ご参考までにアメリカではFPVをやるために免許は必要なく、ただ250gを超えるドローンを飛ばす場合はFAAという政府系機関にドローンの登録が必要になります。

アマチュア無線4級の取得方法

アマチュア無線4級を取得するためには以下の2つの方法があります。

  1. 国家試験を受験する方法
  2. 養成課程講習会を受講する方法

アマチュア無線4級は国家資格ですが独学で勉強して十分合格できる資格のため個人的には1の国家試験を受験する方法をおすすめします。

アマチュア無線4級の難易度

後でもご紹介しますが、周りからは資格取得の難易度は高くないと教わっていました。

ネットにも合格率は70%程とかかれています。

実際に試験を受けてみて確かに難しいとは思いませんでしたが、全く勉強をせずに試験に臨めば、合格は難しいというのが私の感覚です。

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アマチュア無線4級の勉強のやり方

まずは試験を受けようと決めてから重い腰を上げて勉強しようと思うのですが何から始めれば良いのか分かりませんよね?

そこでグーグルで色々と検索して参考書を探すことにしました。

参考書

アマチュア無線4級の参考書はいくつかあるようですが私は以下を選択しました。

完全丸暗記するということで通称、完マルと言われているそうです。

アマチュア無線4級の参考書の完マル

アマゾンで頼み届いた完マルを見ると思った以上に小さかったです。

私自身でアメリカでFPVはやっていましたが完マルを見た第一印象はサッパリ分からんでした。

無線関係の専門用語と思われるものから計算問題まで、FPVをやっているからといって有利な部分は見当たりませんでした。

ネットや知り合いからもアマチュア無線4級は簡単だという意見が多かったですが、確かに暗記すれば受かる試験だとは思いますが、逆に何も勉強せずに試験を受けるとまず合格はできないでしょう。

少なくとも私のように無線について全く予備知識がなく、少しFPVをかじったぐらいのレベルだと勉強しないと受からない試験だという意味です。

ということで、完全に一からの勉強となりました。

試験内容の確認

参考書の完マルにも書かれていましたが、まずは敵を知ることということで、アマチュア無線4級の実際の試験内容を確認することをおすすめします。

試験は、法規と工学で12問ずつ出題され、それぞれ8問以上正解で合格になります。

また、インターネットを検索すると過去問もあると思うので、それも確認しておいたほうが良いでしょう。

完マルでは、法規、工学のそれぞれの問題ナンバーの出題範囲を以下のようにまとめていました。

こういうのを知っておくのも試験の全体像を素早く把握するには大事だと思います。

【法規】

ナンバー1 アマチュア局の免許について

ナンバー2 アマチュア局の免許状について

ナンバー3 無線設備について

ナンバー4 無線従事者免許証について

ナンバー5 非常通信を含む運用と監督について

ナンバー6 無線局の監督について

ナンバー7 運用について

ナンバー8 運用について

ナンバー9 運用の問題と業務書類のところ

ナンバー10 アマチュア局の運用

ナンバー11 運用とラジオ、テレビへの障害、定義

ナンバー12 その他

【無線工学】

ナンバー13 電気の基礎知識

ナンバー14 電気の基礎知識、電子回路

ナンバー15 送信機、受信機の基本回路

ナンバー16 送信機の各部名称、働き

ナンバー17 受信機

ナンバー18 受信機とその付加装置

ナンバー19 電波障害

ナンバー20 電波障害

ナンバー21 電源

ナンバー22 アンテナ

ナンバー23 電波の伝わり方

ナンバー24 測定

ここまでできたら実際に完マルで問題を解いていきます。

勉強のペース

基本は参考書である完マルをやっていくということで、法規と工学の部分を3周ぐらいやれば良いかな?という感じで進めました。

まずは分からなくても完マルの法規と工学を1周やりきりました。

それをすることで試験の全体を把握することができます。

問題の解き方は、問題文を読み、まずは自力で解いてみます。

1問、解いては回答を見て、間違った問題に印を付けておきます。

そうすることで3周ぐらいすると自分が良く間違える問題が分かってきます。

それが分かったら、3周目以降は良く間違える問題だけを何度も解いたり、問題と解答を書いて覚えたりしていきます。

また勉強時間ですが、私の場合、試験の2週間前から準備に入り、1日1時間ぐらいは完マルとにらめっこをしていました。

試験前3日になると意外と回答を記憶できていないことが分かってきたので隙間時間を使っては完マルを解いていました。

過去問

前述したとおりネットには過去問があります。

以下のようなサイトでスマホなどを使い、過去問を解くこともできます。

私の場合、このサイトを見つけたのが試験当日だったのでもう少し早めに存在を知っていれば良かったなと後悔しました。

試験準備

ある程度、アマチュア無線4級の勉強方法が分かったところで、試験の受験申込も並行して行う必要があります。

これをしないと受験日が決まらないですし、受験日が決まらないと勉強する気も起きないと思うので汗。。

受験申し込みのやり方を見ていきましょう。

試験受験申し込み方法

試験受験の申し込み方法は日本無線協会ホームページからネットで申し込むことができます。

ただ試験受験費用は郵便局で支払う必要があります。

受験票

受験費用を支払うと受験票が自宅などに送られてきます。

受験票には縦3cm、横2.4cmの写真を貼る必要があります。

試験に合格すると免許証に貼るための写真も必要になり、その写真と受験票に貼る写真は同一のもののほうが良いとのことなので、受験票の写真を準備する際に複数枚同じ写真を準備しておきましょう。

最近は写真が鮮明か、背景は白か、など写真に厳しいようなので写真の撮り直しにならないように準備しておいたほうが良いです。

試験の持ち物

試験当日にバタバタしないように試験前日には持ち物などを準備しておきましょう。

私は以下のものを準備し特に問題ありませんでした。

  • 受験票(写真含む)
  • 筆記用具(シャーペン、鉛筆、消しゴム)
  • 完マル

試験会場

試験会場はお住いの場所によって色々だとは思いますが、事前に会場までの行き方を決めておきましょう。

車で行くのか、公共交通機関を使うのかなど。

私の場合、車で行きましたが、その際に以下2点のことを事前にやっておくと良いと思いました。

1つ目は会場までの所要時間です。

たとえばグーグルマップでナビした場合、高速を使うか使わないかの設定によって所要時間が変わってくるので気を付けておきましょう。

2つ目は会場付近の駐車場有無です。

会場付近にはコインパーキングがあると思いますが、いくつか確認しておくと良いでしょう。

私の場合、会場から一番近いコインパーキングが満車で少し焦りました。

アマチュア無線4級の試験問題

次に試験当日の試験会場での様子を共有していきましょう。

試験時間

試験時間は1時間です。

大抵の人が早めに終わるようです。

私は10分ぐらいで終わってしまいました。

ですが、最低でも試験開始から30分間は試験会場から帰ることはできませんので、後はひたすら見直しをしていました。

問題用紙

問題用紙は法規、工学、それぞれ1枚ずつ配られます。

アマチュア無線4級の試験問題

問題用紙回収されないので自分の回答した選択しにマークをしておき後で自己採点に使えます。

TOEICなどは問題用紙も回収なので、持ち帰り自己採点などできません。(自分の回答を全て覚えておけば別ですが。。)

なので、それと比べるとアマチュア無線4級は問題用紙が持ち帰れるので嬉しいですね!

ワタクシ事で恐縮ですが、私の自己採点は満点でした。

上記の勉強量で満点ぐらいだという参考にして頂ければと思います。

受験者数、年齢層、性別

私が受験した会場で約30名ぐらい受験者がいました。

年齢層も制服を着た中学生から50代ぐらいの方までいましたし、一番驚いたのが高校生ぐらいの女の子や成人女性も数名いました。

私自身、アマチュア無線4級がドローン以外に何に使われるのかは知らないのですが、受験者のほとんどがドローンでFPVやるために受けるのかな?などと想像していました。

実際の試験問題

私が受けたアマチュア無線4級の試験問題は、法規も工学も完マルで見たことがある問題ばかりでした。

ただ工学については5問ぐらいは解答に対し完全に自信が持てなかったので自己採点するまではドキドキでした。

参考書の完マルは頻出度が多いほど星マークの数が増えていくのですが、私が受けた試験においては星マークの数と実際の出題との関係は以下でした。

法規

問1:8個、問2:5個、問3:6個、問4:4個、問5:6個、問6:2個、問7:1個、問8:4個、問9:7個、問10:5個、問11:10個以上、問12:3個

工学

問13:1個、問14:1個、問15:3個、問16:1個、問17:2個、問18:1個、問19:7個、問20:9個、問21:4個、問22:2個、問23:4個、問24:1個

これを見ると工学の方が過去出題頻度が少ない問題から多く出されていることが分かります。

なので、完マルで出題頻度が高いものだけ記憶するという勉強法だと危険だということが分かるかと思います。

また、過去問と問題の内容は同じでも選択肢の順番が変わっているものがいくつかあったので、回答の番号を記憶するというやり方も危険です。

合格後の対応

試験管の方も念を押していましたが、試験後、合格通知もらっただけではアマチュア無線4級の免許証がもらえたことにはならず、しっかりと免許証の申請をしなければ手元に免許証は届きませんので中止ましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はワタクシのアマチュア無線4級の受験体験記をご紹介させていただきました。

本文中にも書きましたが、簡単だと言われている試験ですが、全く勉強せず試験に挑むのは危険だと感じました。

なので、完マルなどの参考書を使い試験日まで2週間ぐらい前から準備に取り掛かれば、間違いなく合格できる試験だと思います。

またこれも前述したのですが、受験生の中に若い女性がいたのが自分自身驚きでした。

やはりドローンの楽しさが伝わり、裾野が広がってきている証拠なのでしょう。

今後、アマチュア無線4級の受験される方の参考になりましたら幸いです。

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