この記事は以下の人におすすめです。
・綺麗に撮影できるマイクロドローンを買いたいがどれを買えばよいか分からない
・綺麗に撮影できるマイクロドローンにどんな種類があるか知りたい
・マイクロドローンに搭載されている4Kカメラを知りたい
ドローン規制対象外の200g以下、手のひらサイズの小型なマイクロドローンを使って綺麗な動画を撮影したいと思う人が増えてきています。
もともとDJI製のドローンでは4K撮影は当たり前のものになっていますが、DJI製ドローンの場合、大きさがあるがゆえに近所で気軽に飛ばすことは難しいです。
騒音もありますし、危険度も上がり、日本のドローン規制に引っかかってしまうためです。
そこでドローン規制対象外になる200g未満の重さのマイクロドローンを使って綺麗な動画を撮影したいというニーズが高まっているというわけです。
ここ最近はマイクロドローンに4Kカメラが搭載されますます綺麗な動画を撮影できるようになりました。
ドローンユーザの中では、こういったマイクロドローンをCinewhoopと呼ばれたりもしています。
Tinywhoopがマイクロドローンの意味で使われ、それで映画のようなCinematicな映像が撮影できるということでTinywhoopとCinematicを合わせてCinewhoopとなったようです。
このCinewhoopですが様々なメーカーから色んな機種が出ているためどれを買えば良いか分からないというご質問を多くいただきます。
そこで今回は、4K撮影できるマイクロドローン(Cinewhoop)に絞って、各機種の性能も見ていきながらおすすめ機種をご紹介したいと思います。
GEPRC社の4K マイクロドローン
CineQueen 4K
まず注目しておきたいのがGEPRCというメーカーのCineQueen 4Kでしょう。
後述しますがGEPRCは様々な種類の4K撮影できるマイクロドローンを出しています。
その中でもCineQueen 4Kをおすすめする海外Youtuberも多いです。
CineQueen 4Kには搭載されているカメラの違いで2種類あります。
見た目は一緒ですが、カメラ部をよく見ると違いが分かります。
CineQueen 4K(Runcam Hybrid 4Kバージョン)
CineQueen 4K(Runcam Hybrid 4K)のBanggood売り場へ
Cinequeen 4K(Caddx Tarsier 4Kバージョン)
CineQueen 4K(Caddx Tarsier 4K)のBanggood売り場へ
CineQueen 4Kのカメラ別の仕様
以下がそのカメラの違いによるCineQueen 4Kの主な仕様になります。
4Kカメラ以外は性能はいっしょでカメラの違いにより価格に違いがあります。
私自身、両方持っていないので確かなことは言えませんが、海外Youtuber曰く、Rumcam Hybrid 4Kの方が良いといっていました。
私自身もCaddx Tarsier 4Kのカメラはいくつか持っているのですが、アプリで操作できるなど使いやすいのですが、以前、はんだ付けしなおしたら映らなくなった経験があるので私もRumcam Hybrid 4Kをおすすめしたいと思います。
CineQueen 4K(Runcam Hybrid 4K) | CineQueen 4K(Caddx Tarsier 4K) | |
ブランド名 | GEPRC | ⇐ |
価格 | 約27000円 | 約29000円 |
サイズ | ホイールベース145mm(3インチ) | ⇐ |
重量(バッテリー無し) | 156g | ⇐ |
モーター | GEP-GR1206 3600KV | ⇐ |
プロペラ | 3インチ 3ブレード | ⇐ |
フライトコントローラー | STABLE V2 F4 | ⇐ |
ESC | STABLE V2 F4 ESC 4in1 | ⇐ |
受信機 | Frsky XM+ / Frsky R-XSR / TBS NanoRX / FlySky A8SV2 | ⇐ |
VTX | 5.8G 500mW | ⇐ |
カメラ | Runcam Hybrid 4K | Caddx Tarsier V2 4K |
バッテリー | 3-4セル(4セル 650mAh – 4セル 850mAh) | ⇐ |
CinePro 4K
続いてご紹介するのが同じくGEPRCから出ているCinePro 4Kという4K撮影できるマイクロドローンです。
このCinePro 4KはフライトコントローラーがF4とF7のもの2種類あり選ぶことができるのが大きな特徴です。
以下の画像を見て頂くと分かりますが見た目は全く一緒です。
F4のタイプをBasicバージョン、F7タイプをAdvancedバージョンと位置付けているようです。
搭載されているカメラはどちらもCaddx Tarsier V2 4Kと同じになっています。
CinePro 4KとCineQueen 4Kの主な違い
CinePro 4KとCineQueen 4Kの主な違いは、なんといっても大きさです。
CinePro 4Kが2インチなのに対し、CineQueen 4Kは3インチです。
またフライトコントローラーについてもCinePro 4KはF7が選べますが、CineQueen 4KはF4のみです。
現在のドローンのフライトコントローラーのほとんどがF4なのに対し、最新のF7を使えるというのは魅力的でしょう。
あとは、CinePro 4Kは重量もかなり軽いのがウリです。
ただ軽いがゆえに風には弱くなるので撮影する場所によってはCineQueen 4Kが有利だったりします。
CinePro 4K(F7バージョン)
CinePro 4K(F7バージョン)のBanggood売り場へ
CinePro 4K(F4バージョン)
CinePro 4K(F4バージョン)のBanggood売り場へ
CinePro 4Kのフライトコントローラー別の仕様
以下がフライトコントローラーの違いによるCinePro 4Kの主な仕様になります。
CinePro 4K(F7バージョン) | CinePro 4K(F4バージョン) | |
ブランド名 | GEPRC | ⇐ |
価格 | 約32000円 | 約27000円 |
サイズ | 2インチ | ⇐ |
重量(バッテリー無し) | 125g | ⇐ |
モーター | GEP-GR1105 5000KV(4セルバッテリーがベスト) | ⇐ |
プロペラ | 2インチ 3ブレード | ⇐ |
フライトコントローラー | STABLE PRO F722 DUAL BL32 35A | STABLE V2 F405 |
ESC | ESC BLheli_322-6S 4in1 | STABLE V2 F4 ESC 2-5S 4in1 |
受信機 | DSMX/DSM2 / FS-A8S V2 /Frsky XM+ / Frsky R-XSR / FrSky R9MM /TBS NanoRX | ⇐ |
VTX | 5.8G 500mW | ⇐ |
カメラ | Caddx Tarsier 4K 1200TVL | ⇐ |
バッテリー | 3-4セル(4セル 650mAh – 4セル 850mAh) | ⇐ |
CineStyle 4K
CineStyle 4Kは1種類しかなくフライトコントローラーがF7です。
個人的にはペラにダクトが付いていないデザインが好きなのでCibeStyle 4Kはお気に入りです。
CineStyle 4kの主な仕様は主な以下です。
CineStyle 4K | |
ブランド名 | GEPRC |
価格 | 約33000円 |
サイズ | ホイールベース144mm |
重量(バッテリー無し) | 163g |
モーター | Geprc GR1507 3600KV |
プロペラ | 3インチ 3ブレード |
フライトコントローラー | Stable Pro F7 Stack-Dual Gyro F7 |
ESC | ESC 35A BLheli_32 4in1 ESC |
受信機 | Frsky XM+ / Frsky R-XSR / TBS Nano SE |
VTX | 5.8G 48CH 500mW VTX |
カメラ | Caddx Tarsier 4K 1200TVL |
バッテリー | 4セル 650mAh – 850mAhがおすすめ |
CineKing 4K 2インチ
GEPRCの最後にご紹介するのがCineKing 4Kです。
GEPRCだけでどれだけ4K撮影可能なマイクロドローンがあるんだ?という感じですが、CineKingにはカメラとモーターの違いで、なんと3種類のバージョンがあります。
2種類の4Kカメラとは、CineQueen 4Kと同様に1つはRuncam Hybrid 4K、もう一つはCaddx Tarsier 4Kです。
Caddx Tarsier 4Kのものには2種類のモーターがあり、2セル用のGEP-GR1105 5000KVと3セル用の
GEP-GR1103 8000KVです。
CineKing 4K(Runcam Hybrid)
CineKing 4K(Runcam Hybrid)のBanggood売り場へ
CineKing 4K(Caddx Tarsier/3セルバージョン)
CineKing 4K(Caddx Tarsier/3セルバージョン)のBanggood売り場へ
CineKing 4K(Caddx Tarsier/2セルバージョン)
CineKing 4K(Caddx Tarsier/2セルバージョン)のBanggood売り場へ
CineKing 4Kのカメラ別の仕様
以下がその4Kカメラの違いによるCineKing 4Kの主な仕様になります。
CineKing 4K(Runcam Hybrid) | CineKing 4K(Caddx Tarsier/3S-4S) | CineKing 4K(Caddx Tarsier/2S) | |
ブランド名 | GEPRC | ⇐ | ⇐ |
価格 | 約28000円 | 約25400円 | 約25000円 |
サイズ | 2インチ | ⇐ | ⇐ |
重量(バッテリー無し) | 99g | ⇐ | 88g |
モーター | GEP-GR1105 5000KV | ⇐ | GEP-GR1103 8000KV |
プロペラ | 2インチ 3ブレード | ⇐ | ⇐ |
フライトコントローラー | STABLE F411 | ⇐ | ⇐ |
ESC | STABLE F411 BLheli_S 4IN1 12A ESC | ⇐ | ⇐ |
受信機 | Frsky XM+/ Frsky R-XSR/ TBS Nano SE/FlySky | Frsky XM+/ Frsky R-XSR/ Frsky R9mm/ TBS Nano SE/DSMX/Futaba/FlySky | ⇐ |
VTX | 5.8G 200mW | ⇐ | ⇐ |
カメラ | RunCam Hybrid 4K | Caddx Tarsier 4K 1200TVL | ⇐ |
バッテリー | 3-4S 450-550mAh | ⇐ | 2S 650mAh Battery |
iFlight社の4K マイクロドローン
GEPRCの次におすすめなのはiFlightというメーカーから出ているiFlight Cinebee Hybrid 4KとiFlight Cinebee 4Kです。
iFlight Cinebee Hybrid 4K
iFlight Cinebee HybridのBanggood売り場へ
iFlight Cinebee 4K
iFlight Cinebee 4KのBanggood売り場へ
iFlight Cinebee Hybrid 4KとiFlight Cinebee 4Kの仕様比較
iFlight Cinebee Hybrid 4K | iFlight Cinebee 4K | |
ブランド名 | iFlight | ⇐ |
価格 | 約28500円 | 約24000円 |
サイズ | ホイールベース75mm | ホイールベース107mm |
重量(バッテリー無し) | 73.4g | 106g |
モーター | iFlight XING 1103 8000KV | iFlight 1104 8300KV |
プロペラ | インチ 3ブレード | 2インチ3ブレード |
フライトコントローラー | SucceX Micro F4 16×16 Tower 2-4S | ⇐ |
ESC | Micro 12A BLheli_S 4in1 ESC | ⇐ |
受信機 | Frsky XM+ | Frsky XM+/ Frsky R-XSR/TBS Crossfire Nano RX w/ T Type Anetanna |
VTX | VTX 200mW | ⇐ |
カメラ | Runcam Hybrid 4K | Caddx Tarsier 4K 1200TVL |
バッテリー | 2セル 450mAh / 3S 450mAhがおすすめ | 2~3セル 300mAh-600mAhがおすすめ |
4K マイクロドローン10選の仕様を徹底比較
今回ご紹介した4K撮影できる10個のマイクロドローンの仕様を徹底比較してみました。
かなりボリュームある表になってしまいましたが、一生懸命作りましたので(笑)参考にして頂けると幸いです。
表は右にスクロールできるようになっております。
GEPRC | iFlight | |||||||||
CineQueen 4K(Runcam Hybrid 4K) | CineQueen 4K(Caddx Tarsier 4K) | CinePro 4K(F7バージョン) | CinePro 4K(F4バージョン) | CineStyle 4K | CineKing 4K(Runcam Hybrid) | CineKing 4K(Caddx Tarsier/3S-4S) | CineKing 4K(Caddx Tarsier/2S) | iFlight Cinebee Hybrid 4K | iFlight Cinebee 4K | |
ブランド名 | GEPRC | ⇐ | GEPRC | ⇐ | GEPRC | GEPRC | ⇐ | ⇐ | iFlight | ⇐ |
価格 | 約27000円 | 約29000円 | 約32000円 | 約27000円 | 約33000円 | 約28000円 | 約25400円 | 約25000円 | 約28500円 | 約24000円 |
サイズ | ホイールベース145mm(3インチ) | ⇐ | 2インチ | ⇐ | ホイールベース144mm | 2インチ | ⇐ | ⇐ | ホイールベース75mm | ホイールベース107mm |
重量(バッテリー無し) | 156g | ⇐ | 125g | ⇐ | 163g | 99g | ⇐ | 88g | 73.4g | 106g |
モーター | GEP-GR1206 3600KV | ⇐ | GEP-GR1105 5000KV(4セルバッテリーがベスト) | ⇐ | Geprc GR1507 3600KV | GEP-GR1105 5000KV | ⇐ | GEP-GR1103 8000KV | iFlight XING 1103 8000KV | iFlight 1104 8300KV |
プロペラ | 3インチ 3ブレード | ⇐ | 2インチ 3ブレード | ⇐ | 3インチ 3ブレード | 2インチ 3ブレード | ⇐ | ⇐ | インチ 3ブレード | 2インチ3ブレード |
フライトコントローラー | STABLE V2 F4 | ⇐ | STABLE PRO F722 DUAL BL32 35A | STABLE V2 F405 | Stable Pro F7 Stack-Dual Gyro F7 | STABLE F411 | ⇐ | ⇐ | SucceX Micro F4 16×16 Tower 2-4S | ⇐ |
ESC | STABLE V2 F4 ESC 4in1 | ⇐ | ESC BLheli_322-6S 4in1 | STABLE V2 F4 ESC 2-5S 4in1 | ESC 35A BLheli_32 4in1 ESC | STABLE F411 BLheli_S 4IN1 12A ESC | ⇐ | ⇐ | Micro 12A BLheli_S 4in1 ESC | ⇐ |
受信機 | Frsky XM+ / Frsky R-XSR / TBS NanoRX / FlySky A8SV2 | ⇐ | DSMX/DSM2 / FS-A8S V2 /Frsky XM+ / Frsky R-XSR / FrSky R9MM /TBS NanoRX | ⇐ | Frsky XM+ / Frsky R-XSR / TBS Nano SE | Frsky XM+/ Frsky R-XSR/ TBS Nano SE/FlySky | Frsky XM+/ Frsky R-XSR/ Frsky R9mm/ TBS Nano SE/DSMX/Futaba/FlySky | ⇐ | Frsky XM+ | Frsky XM+/ Frsky R-XSR/ TBS Crossfire Nano RX w/ T Type Anetanna |
VTX | 5.8G 500mW | ⇐ | 5.8G 500mW | ⇐ | 5.8G 48CH 500mW VTX | 5.8G 200mW | ⇐ | ⇐ | VTX 200mW | ⇐ |
カメラ | Runcam Hybrid 4K | Caddx Tarsier V2 4K | Caddx Tarsier 4K 1200TVL | ⇐ | Caddx Tarsier 4K 1200TVL | RunCam Hybrid 4K | Caddx Tarsier 4K 1200TVL | ⇐ | Runcam Hybrid 4K | Caddx Tarsier 4K 1200TVL |
バッテリー | 3-4セル(4セル 650mAh – 4セル 850mAh) | ⇐ | 3-4セル(4セル 650mAh – 4セル 850mAh) | ⇐ | 4セル 650mAh – 850mAhがおすすめ | 3-4S 450-550mAh | ⇐ | 2S 650mAh Battery | 2セル 450mAh / 3S 450mAhがおすすめ | 2~3セル 300mAh-600mAhがおすすめ |
マイクロドローン用おすすめ4Kカメラの仕様を比較
今までご紹介してきた4K撮影できるマイクロドローンたちは、そのほとんどがRuncam Hybrid 4KもしくはCaddx Tarsier 4Kというカメラが搭載されていました。
折角ですので、その2つのカメラと更にCaddx Loris4Kの仕様も比較しておこうと思います。
この3つの中ではCaddx Loris4Kが最も新しい機種になります。
Caddx Loris 4K | Caddx Tarsier 4K | Runcam Hybrid 4K | |
画像 | |||
ブランド名 | Caddx FPV | Caddx FPV | RunCam |
価格 | 約8800円 | 約10300円 | 約11500円 |
FOV | 165° | 150°(16/9), 165°(4/3) | 150°(4/3) |
重量 | 10g | 18g | ⇐ |
解像度 | 4K/60fps | 4K/30fps | ⇐ |
またCaddx Loris 4Kカメラが搭載されたマイクロドローンは以下にまとめてみました。
4K撮影できる高性能ドローンおすすめはDJI Mini2
今までご紹介してきた4Kマイクロドローンとは価格帯が変わりますが、高性能、200g未満の4Kドローンで断然おすすめなのがDJI Mini2です。
単品かフライモアコンボのどちらかを選べますが、私は全てがセットになったフライモアコンボを断然おすすめします。
DJI Mini2の詳細レビューについては以下を参考にしていただければと思います。
マイクロドローンを飛ばすにはFPVゴーグルが便利
マイクロドローンを遠くまで飛ばすには目視だと限界があります。
そこで登場するのがFPVゴーグルです。
マイクロドローンに搭載されているカメラ(4Kカメラ含む)から送られてくる映像をこのFPVゴーグルで見る事で数百メートル離れてもマイクロドローンを飛ばす事ができます。
おすすめのFPVゴーグルについては以下の記事を参考にして頂けると幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は特に最近元気のあるGEPRCとiFlightという2つのブランドの中から4K撮影できるマイクロドローン(Cinewhoop)のオススメをご紹介しました。
カメラを4Kにすれば良い映像が撮れるというわけではなく、撮影する場所によってマイクロドローンを選ぶ必要があります。
例えば風があるところだと小型で軽い機体だと風に流され、カメラが良くても良い映像が撮れません。
そうなるとある程度重量があったほうが良いです。
ということで、私はCineQueen 4Kがおすすめです。
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