ドローンに搭載されたカメラから送られてくる映像を見ながら操縦するFPV(First Person View)が人気を集めています。
そのFPVへのドローン最大手DJIの商品投入が盛んになってきています。
今までDJIは、空撮用や産業用、農業用ドローンを積極的に市場投入してきましたが、ここにきてレースやフリースタイル用のFPVの市場にも舵を切っているのです。
まずその一例として、FPV用ゴーグルに参入してきたのが始まりでした。しかもアナログでなくデジタルで。
これだけでも驚きでしたが、今回はゴーグルでなくFPVドローンそのものが投入されようとしています。
今回は、そのDJI FPVドローンのスペックや価格など情報集めてみたのでご紹介します。
sounds weird pic.twitter.com/Lo7bObk3VQ
— OsitaLV (@OsitaLV) January 30, 2021
※画像提供はDroneDJおよびOsitaLV
DJI FPVドローンのスペック(飛行時間・スピード・カメラなど)
今わかっているDJI FPVドローンのスペックを列挙すると以下です。
- 4K/60fpsカメラ搭載
- スピードは最大150km/h
- 飛行時間は、21分ぐらい(6S 2000mAhのバッテリー使用時)
- GPS搭載でリターンホーム機能搭載
- 3種類の飛行モード
- FPVカメラのプロポでの角度調整可能
- コンボで発売(ドローン本体、送信機、FPVゴーグル)
DJI FPVドローンの送信機
上記を見る限り、カスタムボタン、電源ボタン、インジケータLED、ストラップの穴があることがわかります。
DJI FPVゴーグル V2の価格やスペック
DJI FPVコンボに入るゴーグルの単体の価格は、一足早く発売されています。
主なスペックは以下になります。
重量 | 420g (iヘッドバンド、アンテナ含む) |
サイズ | 184 x 122 x 110 mm (アンテナなし) 202 x 126 x 110 mm (アンテナ含む) |
画面サイズ | 2インチ×2 |
動作周波数 | 2.400-2.4835GHz、5.725-5.850 GHz |
画像送信モード | 低遅延モード: 810p/120fps, 遅延が28 ms未満 高画質モード: 810p/60fps, 遅延が40 ms未満 |
動画フォーマット | MP4 (Video format: H.264) |
サポート可能なプレイバックファイルフォーマット | MP4, MOV, MKV (video format: H.264; audio format: AAC-LC, AAC-HE, AC-3, MP3) |
動作温度 | 0℃~40℃ |
入力電源 | DJI flight glasses専用バッテリもしくは他社11.1-25.2 Vバッテリー |
FOV | 30°-54°(50%-100%間で調整可能) |
IPD | 58-70 mm |
メモリーカード | microSD, 最大256GBサポート |
パッケージに含まれるもの | DJI FPV Goggles V2 (including mask) × 1 DJI FPV flight glassesバッテリー x 1 DJI FPV flight glassesパワーケーブル (USB-C) × 1 Dual-bandアンテナ × 4 ヘッドバンド × 1 USB-Cケーブル × 1 Drawstring pocket × 1 |
DJI FPVドローンの価格
コンボ価格で1500ドルぐらいになると噂されています。
DJI FPVドローンの発売日はいつ?
2月下旬に発売されるのでは?という噂があります。
12月に製品の説明があったことを考えると、もう少し早くても良いように思いますが、若干遅れているようです。
その他DJI FPVドローンの噂
送信機がジョイスティック版もある?
今まで映画の世界で軍事用ドローンがジョイスティックで操縦されていたり、もちろんゲームの世界でも見ることができました。
しかし、趣味のFPVドローンをジョイスティックで操縦されているのは見たことがありませんよね?
私含め、一般的には以下のようなプロポ(送信機)でドローンを操作するのに慣れてしまっているので、このジョイスティックがどのように操作できるのかは想像難しいですが、ドローンメーカーとして新しい世界を提案していくといったことなのでしょう。
各国の法律上、DJI FPVドローンを飛ばすことはできるか?
アメリカや日本も現在、ドローンの法律の改正を進めています。
特にアメリカ、日本含めDJI含めた中国製ドローンの締め出しに躍起になっています。
これはDJIドローンがカメラで撮影した映像を抜き取っているという噂があったためです。
なので、日本でも今後、機密を伴う政府系の仕事には中国製ドローンの使用を徐々に禁止していこうとする動きがあります。
そういった中で、このDJI FPVドローンもこれら含めたドローンの法律や規制の対象になってくるのは間違いないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は間もなく発売されるDJI FPVドローンのスペック、価格、発売日など知りうる情報をまとめてみました。
コメント
はじめまして、ナオさんと申します。
ランキングからきました。
DJIもレースやフリースタイル用のFPVの市場へ参入してきたのですね。
こちらの記事ではじめて知り参考になりました。
私もドローンで空撮を楽しんでいますが、FPVは素人になります。
いずれは、楽しんでみたいと思ってます。
また、遊びにきますね。
コメントありがとうございます。
記事更新の励みになります!
そうなんです。DJIがFPVに殴り込んでくるので面白いことが起こりそうな予感がしてます。
DJIのFPVゴーグル(デジタル)が登場した時のように👍