はじめに
19年中盤あたりから海外を中心に突如現れはじめたToothpickというドローンジャンルがあります。
Toothpickとは、日本語で「つまようじ」と訳せ、その名の通りフレームが「つまようじ」のように細いことからネーミングされたものと思われます。
最近(20年1月現在)、そのToothpickに新しいジャンルというか機能が追加され始めています。
それはToothpickに録画できるカメラが搭載され始めたという事です。
これをToothpickのCinematic版という事でCinepickと呼んでも良いかと思います。
TinywhoopのCinematic版がCinewhoopだったように、どのドローンジャンルでも同じような道のりを辿っているので熱心なドローンユーザーにはCinepickというネーミングを容易に予想できたかも知れませんね。
今回は、このCinepickドローンについて現時点での代表的な機種を価格、重量、その他の主要な仕様を比較することで、ご紹介したいと思います。
Cinepick購入の一助になりましたら幸いです。
Cinepickとは?
今までのToothpickにはFPVカメラが搭載されていて単純に映像をゴーグルに送ることしかできませんでした。
映像を録画したい場合はゴーグルの録画機能を使うぐらいで、そのため映像はノイズが多少入り、あまり綺麗ではありませんでした。
ですがこのToothpickに録画できるカメラが搭載されたことで、カメラで綺麗な動画を録画することができるようになりました。
ということで、ToothpickのCinematic版ということでCinepickとネーミングされています。
おすすめCinepickはどれだ?
まずは今回ご紹介するCinepickの一覧を見ておきましょう。
代表的なCinepickの価格、バッテリー、重量についてざっくりと比較してみました。
Cinepickまとめ
Cinepick | 価格 | バッテリー | 重量 |
iFlight Cinepick | $190.99 | 4S | 79.2g |
Happymodel Larva HD | $164.99 | 2-3S | 63g |
BetaFPV hx115 hd | $201 | 3-4S | 74.3g |
Geprc SKIP HD 3 118mm | $164.99 | 3-4S | 72g |
GEPRC SKIP HD 105mm | $191.78 | 3S | 63g |
iFlight Cinepick
このiFlight Cinepickはジャンル名のCinepickと付けてしまうという反則技をやってしまっています笑。
私自身はCinepickというネーミングを思い付かなかったのですがCinewhoopなど今までの経緯を考えると確かにそのネーミングになるなと。
iFlightがそれを最初に気付いたかは分かりませんが、こういったネーミングを出来る人達が新たな市場を作っていくのだなと思いました。
横道にそれましたが、iFlight Cimepickの主要スペックを見てみましょう。
- フライトコントローラー:SucceX whoop 12A AIO board
- モーター:XING nano 1105 4500KV
- 受信機:Frsky, PNP
- VTX:SucceX Whoop-VTX 25/100/200mW
- カメラ:Caddx baby turtle HD
このiFlight Cinepickの中で私が特に気に入っているのがモーターです。
パワーだけでなくデザインも素敵です!
その他の気になる特徴は以下です。
- フレーム構造によりカメラへのプロペラ映り込みなし
- 4S 450mah~550mahリポバッテリーがおすすめ
- ホイルベース120mm
- 3Kカーボンフレーム
Happymodel Larva HD
Happymodel Larva HDの特記すべき項目は、プロペラガード付いているのでWhoopとして飛ばすこともできます。
私の記憶だとこういったToothpickとWhoop両方を楽しめるドローンはないと思います。
さすがに家の中でToothpickは危ないのでプロペラガードを付ければ楽しめますね。
それとTattuの3S 450mAhリポバッテリーが2つ付いているのも嬉しい所です。
このバッテリーだけで1500円/個しますので。
それでは、ざっと主要スペックを見てみましょう。
- フライトコントローラー:Crazybee F4 PRO
- モーター:EX1203 6200KV Motor
- ESC:Onboard 12A 4in1 ESC
- 受信機:Frsky, Flysky, DSMX, TBS Crossfire
- VTX: 5.8G 40CH 25-200mW
- カメラ: Caddx Baby Turtle Camera
BetaFPV hx115 hd
ざっと主要スペックを見てみましょう。
- フライトコントローラー:Betafpv Toothpick 12A 2-4S AIO
- モーター:1105 5000KV motor
- 受信機:Frsky, Flysky, DSMX,TBS Crossfire, Futaba
- VTX: A01 25-200mW 5.8G VTX
- カメラ: Caddx Baby Turtle
BetaFPV hx115 hdで注意すべき点はBetafpv公式ホームページにも書かれていますが、3枚ブレードのプロペラを使用するときは3S 450mahリポバッテリーを使い、2枚ブレードのプロペラを使う時は4S 450mahリポバッテリーを使うことが推奨されています。
もし、3枚ブレードのプロペラを4S 450mahリポバッテリーで使用するとモーターが燃える可能性があるとのことです。
お気を付けくださいませ。
飛行時間は、550mahリポバッテリーで約3分半ぐらいのようです。
Geprc SKIP HD 3 118mm
ざっと主要スペックを見てみましょう。
フライトコントローラー:GEP-12A-F4 Flight Controller AIO ESC
モーター:GR1105 5000KV 3-4S
受信機:Frsky, Flysky, DSMX,Crossfire
VTX: 5.8G 25/100/200mW VTX
カメラ: Caddx Baby Turtle V2 1080P
このGeprc SKIP HD 3の私のお気に入りポイントは、デザインです。
正面もカッコイイですが横からも良いです。
その他の気になる点は以下です。
- ホイールベースは118mm
- 3Kカーボンフレーム厚さ2.5mm
注意点としては3枚ブレードのプロペラを4Sリポバッテリーで使用するとモーターが燃える可能性があるようです。
BetaFPV hx115 hdと同じ現象ですね。
GEPRC SKIP HD 105mm
ざっと主要スペックを見てみましょう。
フライトコントローラー: GEP-12A-F4
モーター: GEPRC GEP-GR1202 8000KV
受信機: Frsky, Flysky
VTX: 5.8g 200mW
カメラ: Caddx baby turtle V2
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はおすすめCinepickということで各機種を比較し、ご紹介してみました。
そのうち(もう出ているかもしれませんが)4Kカメラを搭載したCinepickが生まれるのでしょう。
今後もCinepickが色々と登場してくると思うので都度、本記事を更新していきたいと思っています。
皆様のCinepick選びの一助になりましたら幸いです。
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