レース用ドローンを飛ばす際に必ず必要になってくるアプリにベータフライト(Betaflight)というものがあります。
これはドローンのプロポ(コントローラー)のスイッチの割当やレバーの感度など各種設定を行う重要なアプリです。
一般的には、このベータフライトをパソコンにインストールし、ドローンとパソコンをUSB接続し、ベータフライトを立ちあげて、各種設定をしていきます。
しかし、本来はドローンを飛ばす現場でベータフライトを使ってPID値やRate値の微調整したいと思うのですが、パソコンにインストールしているがゆえに、パソコンを外に持ち出すのも面倒ですし、結果、自宅でしか上記の設定作業ができないと不便でした。
また、家にいてもいちいちパソコンを立ち上げるのが面倒という人もいるでしょう。
そこで今回、パソコンでなくスマホでベータフライトの設定ができるというSpeedy Beeというアプリをご紹介したいと思います。
ベータフライトの設定をスマホアプリSpeedy Beeでやる方法
スマホでベータフライトの設定をやるには、お使いのスマホにSpeedy Beeをインストールすることが必要です。
その上で、スマホとドローンの機体を無線(Bluetooth)で繋ぎます。
後述しますが、無線で繋ぐためにSpeedy Beeに対応したアダプターもしくは専用のフライトコントローラーが必要です。
2020年12月時点ですとアダプターは2種類、フライトコントローラー1種類あるので、これらのどの周辺機器を選択するかで無線でのやり方が3種類出てきます。
どの場合でもSppedy Beeアプリをインストールすることは変わりません。
それではSpeedy Beeアプリと、上記3種類のやり方の詳細をご紹介したいと思います。
Speedy Beeアプリとは
先にも書きましたが、このSpeedy Beeアプリを使って、普段お使いのスマホでベータフライトの設定ができます。
以下からアプリをダウンロードできます。
iOS、アンドロイド両方に対してアプリが対応していて、ネットからダウンロードしスマホにインストールすればOKです。
画像参照元:Speedy Beeオフィシャルホームページです。
上述しましたが、このSpeedy Beeアプリが入ったスマホとレース用ドロンをどのように接続するかですが以下の4つの方法があります。
Speedy Bee Adapter 2を使う方法
このやり方が最も簡単でしょう。
Speedy Bee Adapter 2という専用のアダプターと、ドローン機体のフライトコントローラーをケーブルで繋ぎ、あとはスマホと無線接続するだけです。
Speedy Bee Adapter 2はBanggoodで購入できます。
Speedy Bee Adapter 2の使い方は以下の動画が分かりやすかったです。
ただ、もしフライトコントローラーのUSBコネクタが接触不良などを起こしていると、この方法は使えないことになります。(こうなるとパソコンとの接続もできなくなってしまいますが。。。)
Speedy Bee Bluetooth-USB Adapterを使う方法
2つ目の方法は以下のアダプターを使うやり方です。
このアダプターは既存のFCにUSB接続することでベータフライト設定可能(以下が画像が接続イメージ)です。
上図を見てもらうと分かりますがSpeedy beeアダプターにバッテリー直結などで電気の供給することが必要になります。
そして、この方法をもっと便利したのが、次にご紹介する3つ目のやり方です。
Speedy Bee F7 AIO Flight Controllerを使う方法
3つ目は、上記でご紹介したアダプターの機能がフライトコントローラーに内蔵されたSpeedy Bee F7 AIO Flight Controllerを使うやり方です。
以下がそのフライトコントローラーです。
サイズ的に5インチ用のフライトコントローラーだと思うので、5インチ機を飛ばす方はこれがベストチョイスかと思います。
ちなみに重さ8.8gです。
これによりユーザーはほぼSpeedy beeのことを意識せずにスマホでベータフライト設定可能ですね。
Speedy beeアダプターの購入方法
BanggoodやSpeedy Beeのオフィシャルホームページから購入可能です。
それぞれの価格は、
Speedy Beeアダプター2→約3000円
Speedy Bee Bluetooth-USB Adapter→13.99ドル
Speedy Bee F7 AIO Flight Controller→約4200円
日本のアマゾンでも買えるようですが、価格がかなりつり上がっているので気を付けましょう。
Speedy Beeのメリット
Speedy Beeのメリットを考えた場合、真っ先に思いつくには上記でも説明してきたスマホでベータフライト設定ができることでしょう。
また無線接続でのメリットを挙げるとすると、フライトコントローラーは使っているとUSBの接触不良に陥ることがありますが、このアダプターの場合、Bluetooth接続なので、上記の問題とは無縁で安心ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Speedy beeによって、ほんと便利になりましたよね。
というか、なぜベータフライトの設定がパソコンからしかできないのか不思議でした。
今の時代、何でもスマホでお手軽にやりたいのがユーザーニーズのような気がします。
パソコンだと持ち運びが面倒ですし、スペースも取るし、重いしなどプログラミングもパソコンでなくスマホやタブレッドなどでやる時代ですもんね。
ということで、今後のレース用ドローンのベータフライトやBLHeli(モーター回転方向を変えるアプリ)など各種アプリはスマホで使えるようになってほしいと願っています。
コメント
大変参考になる記事ありがとうございます。
iphoneでインストールしてみたのですが、
WiFi接続かbluetooth接続しか選択肢がなく、
有線接続ができないのですが、アップデートにより優先はなくなってしまったのでしょうか?
コメントありがとうございます。
気付いたらSpeedy Beeもだいぶ進化していますね。
記事を更新しました。
今はSpeedy Beeアダプター2を使うのが良さそうですね。
よろしくお願いいたします。