先日、カヤックフィッシングをDJI Sparkの自動追尾機能(アクティブトラック)で撮影してきました。
今回は、この時の気付きを元にカヤックに乗った状態でSparkを手づかみで回収する方法についてご紹介したいと思います。
まえおき
冒頭書きましたが、先日、カヤックフィッシングをDJI Sparkの自動追尾機能(アクティブトラック)で撮影したという投稿をしました。その投稿の詳細は以下を参照ください。
このトライは自分としては初めのトライで、水とドローンという何かあったらドローンが戻らない状態になってしまうリスクをとりつつ、せっかくのアメリカでの夏の思い出に、そして大好きな釣りの思い出にとトライしました。
結論から言うとトライしてよかったですし、上記の投稿にある動画を観ていただけると分かるのですが、最後には嬉しいサプライズもあり、非常に有意義なトライとなりました。
水上での自動追尾機能で見えた課題
このトライは基本成功だと思っているのですが、撮影してみてもちろん課題も見えました。
前回の投稿にも書いたのですが、ざっと課題を挙げるだけでも以下があります。
- 離陸後、地上から1.5m以上の高さにホバリングさせないと被写体として認識してくれない
- 自動追尾開始後の録画ボタンを押し忘れないようにしよう
撮影ボタンを忘れると一からやり直しになり、再度カヤックをスタート地点まで漕いで戻らなければなりません。
結構な手間なので録画ボタンの押し忘れには注意しましょう。 - たまに自動追尾が解除されてしまうことがあります。そのほとんどの原因がカヤックを漕ぐ速度が速すぎる、何かしらの理由で被写体が見えにくいなどが考えられます
- 着陸地点を予め決めておく
- スポーツモードだと自動追尾機能(アクティブトラック)のボタンが出ません
- 飛ばす前に十分な電池残量を確認しましょう
- 念のためプロペラガードを使って飛行させましょう
上記課題の中で、一番気になっているのが「着地地点を予め決めておく」というもの。
これは書いてみると簡単なんですが、カヤックで水上に出ると中々、着地地点が無かったりするわけです。
またわざわざ着地できるところまで戻って着地させていては、ただでさえバッテリーの持ちが15分ぐらいと短いので正味の撮影時間が減ってしまいますし、自分の体力も消耗してしまいます。
最初は、離陸地点と同様に、カヤックの先端部に着陸させようと思っていましたが、思いのほかDJI Sparkの風圧が強すぎてカヤックが流され、着地地点が動いてしまうので着地は不可能と判断しました。
その後、何か良い方法はないかと探していまして、以下の2点を考えました。
①カヤックに乗った状態でDJI Sparkを手づかみし、そのまま回収する
②段ボールのような板状のものの上に着陸させる
ただ②だとそもそもカヤックに段ボールを持ち込むのも紙は水に弱いですし、紙でなくプラスチック上のものにしてもそれなりのスペースを取ると思うので釣りの邪魔になってしまいます。
ということで、私は少し危険かなと思いながらも①の方法を試すことにしました。
DJI Sparkを水上(カヤック上)で手づかみ回収する方法
最初にざっくりの手順を説明すると、飛んでいるDJI Sparkを手づかみし、その後、つかんでいる手と反対の手でコントローラーの左側のスティック(下降)を押し下げ、スティックの最大の位置で3秒以上保ちます(以下写真参照のこと)。
すると、DJI Sparkはモーターを停止し、無事回収となるわけです。
ざっと手順を書きましたが、回収するためにはいくつかコツがいりますので、それをご紹介したいと思います。
DJI ファントムですと足があるので、そこを容易につかみ上記の手順で左のスティックを最大位置まで押し下げ、3秒保持して回収というのが少し簡単のように思えますが、DJI Sparkには足がありません。
なので、以下の写真のような位置を手づかみする必要があります。
ここで注意したいのがDJI Sparkにはセンサーが付いているのでゆっくりと手をDJI Sparkの機体に近づけると機体が手を障害物だと思い、手から遠ざかってしまいます。
したがって、一つ目のコツはプロペラに気を付けつつ一気にDJI Sparkの上記写真のようにつかむことです。
次に二つ目のコツですが、やはりプロペラは怖いものなのでプロペラガードはしっかりと付けましょう。また自身もメガネもしくはサングラスで目を守ることも必要でしょう。
三つ目は、ドローンやカヤックは風に流されやすいので、風の強い日はカヤック上で手づかみ回収は控えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は水上のカヤック上でDJI Sparkを手づかみ回収する方法をご紹介しました。
これが可能になったことで時間的ロスやバッテリーロスも最小限に抑えてカヤックフィッシングをドローン撮影できそうです。
一つおススメなのが、もし皆さんが上記のような撮影をしたい場合、いきなり水上のカヤック上でやるのではなく、地上で手づかみ回収を練習したから本番に臨んだほうが良いでしょう。
今後もアメリカでの思い出を増やすべく沢山のレイクでカヤックフィッシング+ドローン撮影を楽しみたいと思っています。
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