ドローンが比較的安価に購入できるようになり、簡単に飛ばせる技術になっている中、ドローンが社会に貢献できるシーンも増えつつあります。
インプレス総合研究所から発表されたドローンビジネス調査報告書2020によると、国内におけるドローンビジネス市場が2025年に約6500億になることを予想しています。
この調査に裏付けられるものとしてドローンパイロットのニーズも急上昇中で、これからドローンを使って、ドローンパイロットとして副業や起業をしていきたいと、ドローンスクールなどに相談する人も増えてきていると聞きます。
そこでドローンパイロット1年目の実体験に基づき、ドローンパイロットとして駆け出しの頃の仕事でオススメなものはどんなものがあるのか?いくら稼げるのか?最初に気を付けるべきこと、やるべきこと、などを共有したいと思います。
全てがこのケースに当てはまるわけではありませんが、一つの参考にしていただければ幸いです。
ドローンパイロット1年目にオススメなお仕事はどんなもの?
ドローン空撮
ドローンパイロット駆け出しのころは、ドローンの設備投資としても比較的安価にすむドローンを使った空撮をおすすめします。
例えばドローンを使って河川や森林等を空撮し、それをサイトに投稿して売る。
もしくは、新築建物、ビルなどの記念撮影の空撮依頼を受けるなどが良いでしょう。
ドローン空撮に使用するドローンは、私の場合4KドローンであるDJI社「Mavic Air」を使用しています。
最新の機種であればMavic Air2であったり、Mavic Mini、DJI Mini2、Mavic 2 Proなどでも十分だと思います。
これらの空撮であれば動画ではなく静止画を求められることがほとんどなので、ドローンの操縦技術はそれほど必要ありません。
それよりも建物などの被写体をどのアングルで撮影するのかを決めるのが初めのころは難しかったです。
なので事前に依頼主に求められるアングルを確認していました。
おすすめの方法はインターネットで画像検索でお手本を探し、それを見ながら依頼主とアングル決定する、というのが正しく、迅速にアングル決定するコツです。
もう一つ重要なのが、空撮では写真の鮮明さが求められるため、NDフィルターやPLフィルターなどは必須になります。
フィルターとは?は、以下を参考にしてみてください。
空撮1件あたりの相場はマチマチで、1000円~10000円になる案件もあります。
ドローンによる建物点検
続いてご紹介するのはドローンでの建造物等の点検です。
ドローンパイロット1年目の時は政府系機関からの橋梁点検などの本格的な点検とは違い、副業での点検レベルからスタートしました。
具体的には人では点検しづらい場所である、トンネルの上部や、使われていないトンネルの外観の点検等、様々な依頼に応じて、ドローンで写真や動画撮影します。
まずは実績を積むことを先決させ、自分自身が居住している町内で、老朽化が進んでいそうな場所を無償で点検を実施していました。
様々な老朽化が進んでいる建物等を撮影し、そのデータや写真等を無償で提供し、そのうち口コミで1件あたり1000円程度で、依頼を受けるようになりました。
ですが一般的には5000〜10000円が相場だと思います。
ドローンの使用機種は、PARROT社「BEBOP 2」を使用していました。
ドローンでのレスキュー関係
ドローンによるレスキュー関係については、今のところドローンの可能性探索と地域貢献を優先させ無償で実施中です。
私が住んでいる地域は、いつも豪雨による被害で地区で悩まされる場所だったため、ドローンを使用して、被害で悩まされている場所等について、特に甚大な被害や、土砂崩れや山崩れの被害を確認するために、無償でドローンを飛ばしています。
西日本豪雨の際に、無償で町の方々がボート等を出して人名救助をされていることに感銘を受け、ドローンで副業をしている傍らでしたが自分自身も何かしら社会貢献したいと模索していました。
なので自分の生まれ育った地域への恩返しと思い、ドローンでのレスキュー関係も積極的にやっているところです。
使用ドローンは、点検同様にPARROT社「BEBOP 2」を使用しています。
ドローンの副業やお仕事で一番大変だったのは?
やはりドローンの仕事を見つけ、受注することが大変で、今でも苦労しています。
本業をこなしながら、副業でドローンの仕事をするので中々、営業まで手が回っていないのが現状です。
仕事は信用第一だと思いますので、前述したように無償で仕事を受けつつ、実績を積みながら口コミでサービスを広げていっています。
最近、世間一般からの分かりやすい信用ということで一般社団法人 ドローン操縦士協会(DPA)が発行するドローン操縦士回転翼3級を取得しました。
DSJ東京中目黒校で取得すると、アフターサービスとしてドローンパイロットと仕事の依頼主とのマッチングをやってくれるので、そこも有効活用させてもらい始めました。
ドローン操縦士回転翼3級は国土交通省認定の資格なので、ドローン技術保有の裏付け=信用にもなると思います。
その他は、クラウディアやクラウドテック、クラウドワークスといったクラウドソーシングでドローンの仕事を募集してみることも大事です。
こういったサービスに登録し、自己アピールとして今までやってきたドローンの仕事や空撮のポートフォリオなどをプロフィールにアップしておくと、仕事の依頼が来たりします。
もちろん、クラウドソーシングのサイト内からドローンの仕事を探して応募することも可能です。
こういったクラウドソーシングも登録は無料なので複数に登録しておくことで仕事が見つかる確率は上がりますよ。
ドローン空撮には動画編集スキルが必須
ドローン空撮サービスをする場合は、空撮した映像を編集、加工し顧客の満足するものにする必要があります。
そのためには動画編集スキルは必須です。
私もそうでしたがドローンをやる人は、そもそも動画編集のスキルはある程度持っていることが多いのですが、それでもドローン空撮を仕事にする場合はしっかりとプロから教わることをオススメします。
私の場合は、クリエイタージャパンというオンラインスクールに動画編集や動画クリエイターには欠かせないAdobeのプレミアプロ講座を受けました。
プレミアプロは細かいエフェクトがあり、それを駆使することで映像が劇的に変わるので、ドローン空撮を仕事にする人には必須のツールだと思います。
ドローンの副業やお仕事へのやりがいは〇〇
私にとってドローンのお仕事へのやりがいは、ドローンだと非常に軽快で、空からのダイナミックな視点からでの撮影が可能で、それを趣味としてもできることに非常に魅力を感じたからです。
また、幼い頃からラジコンが大好きだったので、その延長線上として、ドローンを操作して空からの画像や映像で人々を楽しませることにもなりますし、自分自身も楽しめることになりますので、その辺りがやりがいにつながっています。
ドローン副業や独立を目指す人が最初にすべきこと
今後ドローンを使って副業やで独立を目指される方が最初にすべきことは、ドローンを少しでも飛ばす練習をし、ドローン操縦技術を向上する必要があります。
またもう一つ大事なことは自分自身のホームページを設け、それを世の中に認知してもらうことからだと思います。
前述しましたが、ドローンの技術は上がってきたとしてもドローンの仕事を取ってくるのが最初は大変です。
なのでランサーズなどの登録はもちろんなのですが、まずは自分を認知してもらうことが重要です。
ホームページが作成できたら、それをSNSなどで広め、更に認知してもらうことも必要です。
またホームページには「お仕事の依頼」のページを作り、依頼主がご自身に問い合わせできるようにすることも大事でしょう。
以上のことをすることで様々な人にお仕事を依頼いただけるキッカケとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドローンでの副業・起業1年目の仕事でオススメなもの、いくら稼げるのか?最初に気を付けるべきこと、やるべきこと、などを紹介させてもらいました。
まとめると、おススメのドローン副業は、
✅ドローン空撮
✅ドローンによる建物点検
✅レスキュー関係
報酬は、1万円ぐらいまででしょう。
仕事を受注するためにも自身のホームページを作成し、SNSでも発信しながら自分のドローンサービスを世間に認知してもらうことが重要です。
またランサーズ、クラウドワークス、ココナラなどにも登録しておくことも大切です。
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