今回はドローン初心者がFPV飛行ができるようになる練習方法をご紹介したいと思います。
私もまだまだ初心者の部類なので偉そうなことは言えませんが、絶対無理だろーと思っていたFPV飛行ができるようになったので、その練習方法についてご紹介します。
ドローンのFPV飛行とは?
FPV飛行をご存知ないかたのために少し説明しておきますと、ドローンに搭載したカメラから自分に装着したゴーグルに送られてくる映像だけを頼りに、ドローンを飛行させるという行為をFPVといいます。
おすすめのドローン用FPVゴーグルは以下の記事を参考にしていただければと思います。
レース用ドローンのFPV飛行の難しさ
レース用ドローンを飛ばしたことがある方なら分かるとは思いますが、そのスピードやパワーたるものすさまじいものがあります。
私の持っているドローンでスピードを測ったことはありませんが、一般的に150km/hは出ると言います。
そんなレース用ドローンを目視飛行ならまだしも、前述したゴーグルだけの映像を頼りにするFPV飛行など私にとっては危険極まりない、絶対に無理!と最初はビビリまくっていました。
ただ不思議なものでTiny whoop(小さいドローン)だと問題なくFPVできたのですが、レース用ドローンだとできずに1ヶ月ぐらいあーだこーどと練習していました。
FPV飛行できるための練習方法
使用したレース用ドローン
まず私の使用したレース用ドローンは3インチの大きさです。
一般的にドローンレーサーが使用する5インチとは一回り小さいものを使用しました。
大きいほうが飛行が安定すると言うかたもいらっしゃいますが、個人的には初めてレース用ドローンを始める方は3インチから始めることをおススメいたします。
というのも5インチは部品なども高いので、初心者のうちはどこかにぶつけてドローンが壊れるなんていうことも起こり得ますから、そういった意味でも3インチだとお財布にやさしいと思います。
アクロモードでなくアングルモードで練習
もちろん最初はアングルモードでFPV飛行できることを目指します。
アングルモードとは、ドローンの姿勢が空中で傾いても水平に姿勢に戻ってくれるモードです。
逆にアクロモードとは、傾いてもそのまま、その代わりアングルモードより機敏に動くことができる。
イメージはそんな感じかと思います。
したがって、いきなりアクロモードでFPV飛行などとは、まずできないというか、目視飛行でもかなり難しいです。
なので普通はアングルモードでFPVをトライするのが賢明でしょう。
実際の練習方法
今、思い起こせば、この練習方法はTiny whoopのFPV飛行ができるようになった時にも同じことをやっていました。
具体的な練習方法を説明すると、
- まずはゴーグルなしでレース用ドローンをホバリング(一定の場所に飛行させておく)できるようにする。
ホバリングさせる場所の目印としてカラーコーンなどを置いて、その真上にホバリングさせるようにするのも良いかもしれません。 - 次にゴーグルなしでドローンを行ったり来たり(直進+Uターン)、飛行させる練習をします。
- ドローンを離陸後、前進方向を自分から離れる方向だとして、しばらく前進飛行させます。
- この右側スティックを前進方向に倒した際、自分の丁度良い位置(スピード)である程度一度固定させてしまうと良いと思います(あまり頭に色んなことを処理させないようにするため)。
- 次に自分がこの辺でUターンさせようと思った位置で、プロポの右側スティックを中央に戻します(前進しなくなる)
- 続いてすぐに左側スティックを右か左に倒します。すると右に倒すと右回転ですし左だと左回転にドローンの機体が旋回します。だいたい自分とドローンが向き合ったあたりで左側スティックを中央に戻します。
- 次に続けて再度、右側スティックを前に倒しドローンを前進させます。この時、ドローンは自分に向かって戻ってくる感じです。
- 自分のところに戻ってきた辺りで、再度、ドローンを右回転もしくは左回転で旋回させます。
- その後は、3~8を繰り返します。
これは単純な繰り返し操作ですが、慣れてくると長時間ドローンを飛ばしておくことができ、一番はレース用ドローンを飛ばすことに自信が付いてきます。
この練習を繰り返し、上記操作が問題ないと自己判断できたら、こんどはゴーグルを付けたFPV飛行に挑戦です。
基本、このFPV飛行でも上記のようにドローンを行ったり来たり(直進+Uターン)を繰り返します。
最初はビビルかもしれませんが、勢いでやってしまうと目視飛行の時の成功体験が活き意外と簡単にFPV飛行ができてしまいます。(すみません、自分の時の経験で書かせていただいております)
初めてのFPV動画
上記の説明だけだと分かりづらいかもしれないので、以下の動画も参考にしてみてください。
これは私の記念すべき初FPV飛行を撮影したものです。
途中、色気づいてアクロバティックな飛行も入ったり、微妙なドローンの姿勢調整などの操作が入っていますが、基本は上記で説明した行ったり来たり(直進+Uターン)を繰り返しております。
というか、私のYoutubeはほとんど行ったり来たりの映像になってしまっています。
シュミレーターでの練習
ドローンには色んなシュミレーターがあります。
その中でもより実機に近いと言われているのがVelocidroneというシュミレーター。
いきなり実機での練習は難しいという方はこういったシュミレーターで練習するのもアリだと思います。
私がVelocidroneの有料版(無料版も有り)を購入した時には気づかなかったのですが、このVelocidroneは、あの有名なドローンレーシングチームのBlack Sheepが販売元のようです。
Black SheepのYouTubeチャンネルは以下です。
コースを自作しての練習
これはTinywhoopでの練習にも使えますが、パイロンやゲートで自分でコースを屋内外に作って練習する方法もあります。
まとめ
前述しましたがTiny whoopでもこのやり方でFPVできるようになったので、ワタクシ個人としてはいちお再現性はある練習方法だと思っています。
色んな先人の方々のYoutubeを観るともっとアクロバティックな飛行をされており、私もいつかああなりたいなと夢見ております。
そのためにはアクロモードでFPV飛行できなければなりません。
この辺りも少しずつ練習していこうと思っています。
その際、このアクロモードFPV飛行でも、再現性ある練習方法を見つけましたらシェアしたいと思います。
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