ドローンのカメラから送られてくる映像をゴーグルで見ようとするとVTXアンテナが必要です。
そのVTXアンテナにリーフアンテナという特殊なアンテナを試そうとしたのですが、ゴーグルの映像がぼけるという問題に直面しました。
この問題点の切り分けから解決までを忘れないうちに書き記しておこうと思います。
はじめに
ことの始まりは、VTXアンテナの基盤への取り付け金具が以下のように取れてしまい、基盤への装着が不可能になったところからでした。
この頃は、新しいゴーグル(Fat Shark Dominator V3)を買ったばかりでレース用ドローンでFPVを練習しようと息巻いていたので、がっくし落胆したのを覚えています。
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予備のVTXアンテナも持っていなかったので、いつものBanggoodで購入することにしました。
そして、せっかくアンテナを注文するなら以下のアンテナの先端がクローバーのような形になっているリーフアンテナと呼ばれるアンテナを試してみることにしたというわけです。
ゴーグルの画像がぼやける
以下のようにいざドローンにリーフアンテナを装着し、
ゴーグルで映像を見てみると、ご覧のとおりなんと!!ぼやけているではないですかー
これじゃー、ゴーグルを見ながらドローンを飛ばすFPV飛行はできそうにありません。
ただでさえ目視飛行すら危なかしいのに、こんな映像で飛ばした日にはドローンが迷子になることは必至でしょう。
原因の特定1(ゴーグル編)
完全に意気消沈していたのですが、映像がぼやけているという目の前のことは事実なので、落胆ばかりせず原因の特定をすることにしました。
まずは簡単なところから、手持ちの別のゴーグルを使い、ゴーグルが原因かどうかを確めることにしました。
これでもし、買ったばかりのFat Shark Dominator V3が原因だった日には泣くになけないのですが、確めないわけにいきません。
結果、ゴーグルが原因ではありませんでした。
Fat Shark Dominator V3含め、私の手持ちの2つのゴーグルで映像がぼやけるという同じ結果でした。
原因の特定2(カメラの緩み編)
映像がぼやけているということはピントがずれている感じなので、こういう場合はカメラのレンズが緩んでいることが原因になりえると、知り合いのドローン仲間の方に教えてもらいました。
カメラレンズは、以下のようにねじ式で固定されているため、これが緩んでいるとピントがずれるというわけです。
自分のカメラを調べてみると、おっ、確かに緩んでいる。
早速、閉めなおし映像チェック。
しかし、結果は映像がぼやけたままと同じでした。
したがって、カメラの緩みが原因ではないことが分かりました。
原因の特定3(アンテナ編)
続いて疑ったのがリーフアンテナです。
これが原因だったら何のためにリーフアンテナを買ったんだー、となるわけですが、リーフアンテナと同時期に購入した元々このHGLRC XJB145に付いていたVTXアンテナに付け替えて試してみました。
しかし結果は同じくピンボケしたままでした。
原因の特定4(カメラ編)
最後にカメラそのものを疑ってみることにしました。
ちょうど新しいレース用ドローン(3インチ)を組むために購入していたカメラがあったので、これと今付いているカメラを取り替えてみました。
すると、綺麗に映るではありませんかっ!
正直、カメラが原因になるとは思っていませんでしたが、また新しいカメラを購入するしかありません。
これまた手痛い出費です。
番外編(VTXアンテナの基盤への固定方法)
今回のことの発端を思い返すとVTXアンテナを基盤に取り付ける金具部が取れ、アンテナを基盤に取り付けることが不可能になったことからでした。
もし、アンテナが基盤から外れにくくなっていたら、金具部から取れることはなかったと思います。
では、どのようにアンテナを基盤に固定すれば良いのでしょうか?
私の周りに確認すると、①光硬化性ボンドを使ったり、②マジックテープや、熱収縮チューブで止めたり、③アメリカ人の友人は、はんだ付けで止めてしまうと言っておりました。なんとも豪快な!
今回、私は以下のように手持ちの熱収縮チューブでアンテナを固定することにしました。
これで二度とアンテナの金具部が取れてしまうといったことが無くなれば良いなと思っています。
最後に
原因も特定でしたので、ようやくリーフアンテナの飛行テストに移れます。このテスト結果はまた別の機会に書こうと思っています。
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