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ドローンの業務委託やフリーランスで稼ぐ方法を経験者が本音で語る

ドローン起業・副業
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今回は、ドローンを使ってフリーランスとして稼ぐことは可能なのか?

ドローンの業務委託にはどのような業務があるのかについて解説します。

本記事の対象はこんな人

これからドローンで稼ごうと考えている人
現在既にドローンの業務委託をしていてさらに稼ぎたい人

筆者はドローンメーカに勤務していたり、ドローンの販売、ドローンの写真・レーザー測量の業務委託を全国で受けたり、高層物の点検事業などを行っていました。そういった経験をもとに、今回ご紹介させていただきます。

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ドローン業務委託・フリーランスを取り巻く市場動向や現状

ドローン副業・起業

どんな仕事があるかに触れる前に、市場の全体感から説明します。

ドローンの市場規模などについてまとめている『ドローンビジネス調査報告書2022』では、2027年にはドローンを用いたサービス部門の市場規模が5,147億円に達することが予想されています。

フリーランスとして働く人には一見追い風かと思われるかもしれないが、実態はかなり厳しいと言えます。

その理由はドローンの活用が期待される分野が影響しています。

2027年の市場規模予測では点検、土木・建築、物流が全体のおよそ6割を占めており、公共インフラの点検や土木については国や市などの発注に応じて実施されるため、フリーランスとして受注していくのは不可能と言えます。

一方今後の伸びが期待される物流については個人がオペレーターとして稼働するよりも、UTM(ドローン運行管理システム)などを用いることでトラブルをなくすことが前提となっているため、ドローンオペレーターとしての活動は限定的であると言えます。

そのため、点検や土木・建築分野の企業に属して経験を活かす、あるいはフリーランスとして空撮など上記以外の分野で仕事を得ることが現実的な選択と言えるでしょう。

ドローンの業務委託・フリーランスにはどんな仕事があるか?

ドローン屋根点検

上記で解説した通り、フリーランスとして仕事を受注するのは難しいものの、市場規模の予測で大きな割合を占める点検、土木・建築、物流をはじめ、一例ですが、パイロットとしての仕事には以下のような仕事があります。

点検橋、ビル、家屋の屋根の点検のオペレーター
土木・建築土木工事などの工事前に現況を把握する測量や完成後の出来形測量でのオペレーター
物流テスト用のドローン操縦
農業農薬散布
空撮企業または観光地のPR動画や写真の撮影、個人宅の撮影

また、上記の点検、土木・建築、物流の業務のほとんどが企業により内製化されており、フリーランスとして関わるのは難しいことがほとんどです。

背景としては、測量に使われるドローンはものによっては1,000万円~3,000万円程する設備を搭載しているドローンもあり、操縦中に起こるトラブルの責任問題や保険等を考慮すると業務委託者に任せるにはリスクが高いと言わざるを得ません。

そのため、フリーランスとして仕事を得ていくには農業空撮に関連する業務から探していくのが現実的と言えます。

ドローンの業務委託・フリーランスはどれだけ稼げるか?

ドローンの業務委託・フリーランスはどれだけ稼げるか?

そして、みなさんが一番気になる収入面ですが、案件や業務内容により大きく異なります。

あくまで一例ですが、土木工事関連でのドローンの操縦は企業が受注した内の5%~10%程度の割合をもらえる規模感です。

例えば200万円の案件で、ドローンのフライトのみを個人へ外注し、ドローンオペレーターとして10万円程度の報酬を受け取れる感じです。

しかし、測量においてはドローンの操縦よりも測量自体の知識が必要になるため、一概に上記の事例のような発注形態は多いとは言えないのが現状です。

また、土木工事のルールや全体の工程などの詳細はココでは割愛しますが、工事の設計においてドローンはあくまでいち手段であり、全体の作業に占める測量の部分は重要ではあるものの、そのあとの図面作製などその他の作業があり、ドローンの操縦のみを受け、高額の報酬を受けるのは仕事を発注する側としてもあまりインセンティブがありません。

一方で空撮の案件では、新築の個人宅の写真撮影が5,000円~、観光地のPR動画の作成は5万円~となり、交渉力にもよりますが、小遣い稼ぎの枠を出ないと言えます。

ドローンの業務委託はどうやって探すか?

ドローンの仕事探し

ドローン業界に関して、バクっとご理解いただけたかと思います。

ここでは、業務委託として求人は多くありませんが、以下のような媒体を初めてとした求人サイトでもまれに募集しておりますので、定期的に見ていただくと良いかと思います。

転職サイトや転職エージェントのdodaですと、ドローンで検索すると以下の通り1580件の求人がヒットします。

ドローンの求人

こういったものの中から自分が興味があるドローンの仕事を探してみるのも良いでしょう。

登録は無料なので、登録しておくだけでも仕事が見つかる確率は上がるでしょう。

doda

大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイトです。また転職エージェントサービスもあり、専門スタッフが、本人の希望や適性に合った求人の紹介や、転職活動のサポートをしてくれます。

また今はクラウドソーシングという個人が仕事を簡単に受け、報酬を得られるプラットフォームもあります。

フリーランス系で代表的なところだとクラウディアクラウドテッククラウドワークスなどがあります。

こういったサービスに登録し、自己アピールとして今までやってきたドローンの仕事や空撮のポートフォリオなどをプロフィールにアップしておくと、仕事の依頼が来たりします。

もちろん、クラウドソーシングのサイト内からドローンの仕事を探して応募することも可能です。

こういったクラウドソーシングも登録は無料なので複数に登録しておくことで仕事が見つかる確率は上がりますよ。

クラウディア

業界トップクラス。リモート案件注力。
70%以上がリモートで働けるお仕事です。

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ドローンの業務委託に必要なスキルは何か?

ドローン先生

ドローンを操縦する資格はもちろんこと、測量で言えば、測量士補の資格、動画編集スキル、過去に撮影した実績など、ドローンを操縦するスキルプラスαのスキルが必要になります。

クリエイターズジャパン

ドローンをやる人は、そもそも動画編集のスキルはある程度持っていることが多いのですが、それでもドローン空撮を仕事にする場合はしっかりとプロから教わることをオススメします。

最近建設コンサルや土木系の建築会社でもドローンの免許の取得及びドローンの活用に積極的になってきています。

その点を踏まえると、測量などで業務を委託する場合にはドローンの免許は持っていないと厳しいかと思います。

個人向けの空撮などについては免許の有無よりも実績に注目されることが多い印象があります。

ご自身が興味ある分野とドローンを掛け合わせることが成功の秘訣といえそうです。

ドローンの業務委託を続けるうえでの注意点は何か?

これまで、ドローンを活用してフリーランスとして稼ぐことの難しさについて触れてきましたが、ドローンを操縦することそれ自体が求められているのではなく、どのスキルとドローンを掛け合わせるのかを考えていただくことが案件を取ることに繋がります。

最近では、マイクロドローンなどもあり、安価に始めることも可能になっておりますので、趣味の延長として、小遣いを稼ぐことから始める、くらいの気持ちでスタートしていただけると良いかと思います。

以下のようなスクールでマイクロドローンの空撮スキルを一通り身に着けてみるのもありだと思います。

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