初めての自作(DIY)レース用ドローンを組み立て中に、今年購入したFatshark Dominator V3ですがFPVカメラからの映像が映らないという問題に直面してしまいました。
今回は、その問題の原因の切り分けから解決に至るまでのプロセスについてご紹介したいと思います。
はじめに
完成品のレース用ドローンでなく、自分で一から部品を集め完全自作(DIY)で3インチのレース用ドローンの組み立てに挑戦してからどれぐらいが経ったでしょうか?
以下の記事が今回の自作3インチレース用ドローンのために集めた部品たちなのですが、これを見ると今年の6月に一通り部品が集まり、おそらく部品購入から到着まで1ヶ月ぐらいは掛かっていると思うので、5月ぐらいからこの自作を始めたとすると既に4ヶ月ぐらい経ってしまいました。
その間、唯一持っていたプロポDxeの電源が入らなくなり、新たに購入し、それが届くまで待ち状態と紆余曲折がありながら、ようやくテスト飛行までこぎつけることができました。
しかし、最後にFPV用カメラからの映像がゴーグルに映らないという問題にぶち当たってしまいました。
もう心が折れそうになりながらも、なんとか解決まで辿りつきました。
今回は、この問題の原因の切り分けから解決に至るまでのプロセスをご紹介したいと思います。
本投稿が私と同じような状況に陥った方々の参考になりましたら幸いです。
Fatshark Dominator V3に映像が映らなくなった
冒頭書きましたとおり、初めての3インチレース用ドローンのDIYですが、飛ぶところまではいったのですが、今年購入したばかりのFatshark Dominator V3が、FPVカメラからの映像を認識してくれないといった問題に直面しました。
映らないといってもFat Shark Dominator V3の電源は入るのですが、いつものようにFat Shark Dominator V3のスマートサーチを使ってチャンネルサーチしても映像は以下の写真のような感じで何が映っているのか分からない状態でした。
※以下は実際のFat Shark Dominator V3の画像ではなく、イメージです。
しまいには、以下のようにディスプレイに「I can’t find channel」というエラーメッセージが出てしまいます。
原因として考えられるものを以下のように洗い出し、一つ一つチェックしていくことにしました。
- VTXアンテナの問題
- カメラの問題
- カメラからフライトコントローラーへの配線の問題
- フライトコントローラーボードからVTXボードの配線の問題
- VTX自体の問題
- ゴーグルの問題
VTXアンテナの問題
ちょうどアンテナの予備があったのでアンテナを付け替えてみましたが、結果は変わらずでした。
カメラの問題についてのチェック
カメラはCaddx Turbo Micro F1 1/3″ CMOS 2.1mm 1200TVLというもので、Banggoodで19.99ドルで購入したものです。
とりあえず、これを2つ買っていたので、別のものに換えてみましたが、映像が見れない現象は同じでした。
ということで、カメラ本体の問題ではなさそうです。
カメラからフライトコントローラーへの配線の問題をチェック
以下の赤丸が付いたところをそれぞれ調べましたが問題なかったです。
フライトコントローラーボードからVTXボードの配線の問題をチェック
こちらも以下の赤丸が付いたところをそれぞれ調べましたが問題なかったです。
VTX自体の問題をチェック
ふと思い出したのが、少しの間、VTXアンテナを付けずにバッテリーをONにしていまして、どうやらVTXアンテナを付けずに電源ONにしたりしているとVTXボードが壊れるというのを聞きまして、慌ててアンテナを付けた事がありました。
もしかして、この時の影響でVTXボードが故障している?
もしそうだとすると、また購入から自宅にVTXボードが届くまで1ヶ月も待たなければならないではないかー!
いったいいつになったら、まともに飛ばせるのやら、そのうち極寒の冬が来て、外でドローンを飛ばすなんてできなくなってしまいます。
私の住むアメリカの州は冬はマイナス気温が当たり前で、寒いと-20℃とかいくので。。。
それだけは避けたいなーと思いながらVTXボードを眺めていると何やらボタンがあるではありませんかっ!
下の画像でいうところの上側の赤丸がそのボタンです。
このボタンを押していると下側の赤丸の数字が変わります。
おそらくチャンネルだと思いますが、この数字を変えて、改めてFat Shark Dominator V3のスマートサーチをすると、無事カメラの画像がゴーグルで見れるようになりました!
まとめ
ということで、ゴーグルでカメラの映像が見れなかった原因は、部品やゴーグルの故障でなく単純にVTXボードのボタンを知っているかどうかというお粗末な結果でした。
もしFat Shark Dominator V3の故障だったらどうしようかと思いましたが、どうにかそれだけは免れることができました。
改めて今回のような問題の原因を切り分けるためには部品の予備を揃えておくことの必要性を感じました。
VTXアンテナやカメラは予備がありましたが、フライトコントローラーやVTXボードの予備はありませんでした。
もし予備がなければネットで購入して、届くまで何もできなくなってしまうので、それだけは避けなければなりませんよね。
色々と勉強になりました!
さー、これでようやく初DIYの3インチレース用ドローンのFPV飛行ができます。
このドローンでのFPV飛行の動画はまたどこかで投稿したいと思っています。
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